『康熙帝~大河を統べる王~』をWOWOWで全部観終わりました。40話。長い(笑)
「三国志〜司馬懿 軍師連盟〜」は去年観たけど、中国のドラマはちょっとスケールが桁違い。
それに内容が濃い…。
康熙帝に関しては自分はほとんどどんな人かは知らなかったけど、清の時代の康熙帝・雍正帝・乾隆帝がかなり評価されていたということぐらいは予備知識としてはありました。
内容としては黄河の氾濫を通した人間ドラマみたいな印象でした。
自分が社会人サークルをかなり長く主催してきたので、康熙帝の立場というものが痛いほどわかってしまって、逆に臣下の動きなど見ても、志の高い忠臣のような人たちと、私利私欲が強い高級官僚たちとのせめぎ合いみたいなものがかなりリアルに描かれていて、ああこういうのうちのサークルでもあった…って思い出しながら観ていました…。当然規模は全く違うにしても、人間の普遍なのかなとか思ったり。
皇帝とういうのは強権的に見えるけれど、実は想像を絶するストレスのかかるポジションなんだろうなって思いますね。だって、誰を信用していいか、多分わからなくなるはずなんですよね。特に保身や私利に走る人が多ければ多いほど。皇帝の意思とは関係のないところで政治が動いたり。それをどう処置していくかが、皇帝の仕事なんでしょうしね。じゃないと根本から腐る。
祖母である孝荘太皇太后が亡くなった時に、支えをなくして何日も喪に服して政務を行わなかったというところからも、孝荘太皇太后を康熙帝がいかに信頼して頼ってたかを物語っているのかもしれないですね。逆に言うと、信頼できる臣下が周囲にあまりいなかったのかもしれないですね。
康熙帝自身が変わることで、官僚たちの立場が危うくなるというのは、うちのサークルでも同じような経験をしたな…。自分が本来の見えてる自分を抑えなくなったというか。場を成り立たせるために丸めなくなったというか。調整を止めたというか。そうすると、調整に胡坐をかいていた人たちが浮かび上がるんですよね。ドラマでは汚職や女性関係。サークルでも似たような問題が見えたな。
できればドラマの中で、その後の政治がどう変わったかまで観れたら良かった。
ドラマの中では、索額図(ソンゴトゥ)のような古参は立場を失いだんだん外に追いやられてみたいなのがあったけど、自分もサークルで同じような光景を実際に見た。
明から清へ変わった理由など詳しい経緯を知らないので、今後はその点も少し知りたいなとは思いますね。
このドラマでは台湾や北方との対立みたいなことも出てきますが、版図が広く、人も多く、多民族が暮らす国家では、政治も一筋縄ではいかないだろうなってなんとなく思いました。なんかこのドラマを観ると、日本人としての目線の他に、中国目線の両方から観れるかもと感じました。
しかし、このドラマでは、台湾に攻める時に水軍が得意ではない満洲民族が台湾を攻めることに躊躇したことも描かれていますが、そう考えると案外、元(モンゴル)が日本に攻めてきた鎌倉時代も、当然彼らは水での戦いが得意ではなかった可能性は高かったのかもと思ったり。高麗(朝鮮)との連合軍だったとしても。だから防塁は効果があったのかもしれないですね。自分は歴史のことは知らないので憶測ですが。
まあ歴史のことは今後つなぎ合わせながら学んでいくにしても、このドラマを通して興味の幅が広がった気もします。
あと、補足としては、このドラマに使われている調度品がほかの中国歴史ドラマより良かったり、人物一人一人のキャラが立っていて、それぞれの考えや思惑、立場なんかも細かく描かれていて、かなり完成度高いドラマだなって思いましたね。